英文法

英語の「未来形」|「will」と「be going to」の違い、様々な未来表現について徹底解説

 

この記事では、英語の未来形である「will」と「be going to」の違いや、様々な未来表現について解説していきます。

英語の未来形は「will」と「be going to」だけではなく、現在形や現在進行形でも未来に対する表現が可能ですよ。

それぞれ明確な意味やイメージの違いがあるので、例文を使ってわかりやすく紹介しますね。

 

英語の未来形とは

 

英語で未来を表現する方法は「will」と「be going to」のイメージですが、現在形や現在進行形でも未来に対する表現が可能です。

英語の一般動詞には、現在形と過去形がありますよね。例えば「have(現在形)」「had(過去形)」など。

have(現在形)を未来表現として使いたいときは、「have」が直接変化するわけではなく、「will」や「be going to」の助けが必要なのです。

主に未来表現は「意志・推量・予定」のような意味となるため、「will」と「be going to」、現在形、現在進行形に分けて、使い方や文構造、意味を解説しますね。

 

英語の未来形|will

 

初めに最も有名である「willを使った未来形」について、例文を使ってニュアンスを説明しますね。

「will」の本質は「絶対に〜する」「100%〜する」。未来に対する「確固たる意志」や推量を表せますよ。

「絶対に〜する」という自分自身の意志を表せるので、「今この瞬間に決定したこと」に使うことが多いです。

「will」を使った未来形のうち、意志と推量に関する例文を見ていきますね。

 

1 英語の未来形|意志の「will」

 

「will」の本質イメージは「確固たる強い意志」。「will」の名詞には、決意や遺言などの意味がありますよ。

決意や遺言は、自分自身の強い意志が秘められている感じがしますよね。

意志未来は今この瞬間の決定との相性が良いので、「will」は「既に決まっている予定」ではなくて、「今決めて行動すること」に適しているのです。

 

「will」|例文

  • I will open the window.
  • 私が窓を開けます。

 

上記英文では「窓を開ける予定」を表現しているのではなく、今この瞬間に決定した「窓を開ける意志」を表しています。

決まっている予定を表現する場合には、「be going to」や「現在進行形」を使うため、後から深く触れますね。

「I will open the window.」においては、予定や推量ではなく、「自身の確固とした意志」を表現していますよ。

「will」によって確固たる意志が表されていれば、その後に絶対に行動することが考えられますよね。

絶対に窓を開けるという強い意志が、「窓を開けるという行動」に繋がるイメージ。

I’m going to open the window.(私は窓を開ける予定)」にした場合、「窓を開けることが前から決まっていた」のような意味になるため、文脈に合わないのです。

 

2 英語の未来形|推量の「will」

 

「will」|例文

  • It will rain tomorrow.
  • 明日雨が降るでしょう。

 

推量の「will」の場合でも、今この瞬間との相性が良いと思いますよ。

上記英文では、話し手が「絶対に雨が降る」と確信的な予測をしているだけで、前から決まっている雨予報を述べているわけではありません。

天気予報などの客観的情報を基に「雨が降るでしょう」と推量するときは、「It is going to rain tomorrow.」が適切かなと。

「will」は話し手の主観、「be going to」は客観的な情報を基とした発言だと捉えましょう。

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英語の未来形|「be going to」

 

未来形「be going to」は「will」と一緒に中学校で習いますよね。

「be going to」では意志を表すことは出来なくて、前から決まっている予定や客観的情報からの予測を表現します。

例文を参考としながら解説を進めるので、これら2パターンの理解が深まると思いますよ。

 

1 英語の未来形|予定を表す「be going to」

 

「be going to」|例文

  • I am going to play soccer tomorrow.
  • 私は明日サッカーをする予定です。

 

上記英文では、サッカーをすることが既に決まっており、その事実を「決定済みの予定」として表していますよ。

「be going to」には「〜の方に向かっている最中」というニュアンスがあるので、「サッカーをすることに向かっている最中」のように捉えるべき。

「決定済みの予定」に対しては、意志を表す「will」を使うことができないので、注意しましょう。

 

2 英語の未来形|予測を表す「be going to」

 

※「be going to」|例文

  • It is going to rain tomorrow.
  • 明日雨が降るでしょう。

 

上記英文では、雨が降ることを「客観的な情報」から予測しています。

「絶対に雨が降る」という主観ではなく、何らかの「客観的情報」を基に予測していますよ。

例えば、天気予報(客観的な情報)を基にしている場合など。

「It will rain tomorrow.」の形であれば、話し手が「絶対に雨が降る」という主観的な予測をしているだけ。

「will」は主観的な気持ち(意志)、「be going to」は客観的なニュアンスを持っているため、正しく区別して使い分ける必要があります。

 

英語の未来形|「will」の応用

 

この記事では、「will+動詞の原形」のパターンを解説してきました。

ここからは「will」を使った未来進行形と未来完了形について深く掘り下げますね。

 

1 英語の未来形|未来進行形

 

未来進行形|例文

  • I will be playing soccer at this time tomorrow.
  • 私は明日の今頃サッカーをしている最中だろう。

 

上記のような「will」を使った未来進行形の英文では、未来の1時点における進行途中を表すことが可能。

未来進行形の文構造は「will+be(be動詞の原形)+動詞の-ing」の形でOK。

未来進行形では「未来の進行途中」を表せる一方で、シンプルに「未来の予定」も表現できますよ。

例えば、「I will be studying English next week.(私は来週英語を勉強する予定です)」など。

 

2 英語の未来形|未来完了形

 

未来進行形|例文

  • I will have finished my homework by the time my mother come home.
  • 母が家に帰ってくるまでには、宿題を終えているだろう。

 

未来完了形は「will+have+過去分詞」の語順。未来のある時点における「動作の完了」を表せます。

上記英文では、現在から「母の帰宅(未来のある時点)」まで時間の幅がありますよね。母の帰宅までには、宿題を終えられることを強調しているのです。

時間の幅を定めた上で「動作の完了や継続」を表す場合に、未来完了形が使われますよ。

完了形の本質を理解したい方は、以下記事を参考にしてください。

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英語の未来形|様々な未来表現

 

英語の未来形は「will」と「be going to」だけのイメージですが、現在形と現在進行形でも未来に対する表現が可能です。

ただし明確なニュアンスの違いがあるので、例文を使って本質部分を理解しましょう。

 

1 英語の未来表現|現在形

 

現在形は、「現在・過去・未来」に渡って絶えず行われることを表すときに使います。なので、「確実に起きる未来」についても表現が可能。

 

現在形|例文

  • The train leaves at seven.
  • その電車は7時に出発します。

 

上記英文では、電車が7時発という事実が絶えず変わらないことであり、発言時が出発前であれば未来に対する表現となりますよ。

現在形は「現在・過去・未来」において絶えず変わらない状態を表せるため、状況によっては確実に起きる未来」を表現できるのです。

現在形の本質部分や例文を使った解説に触れたい方は、以下記事を参考にしてください。

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2 英語の未来表現|現在進行形

 

英語の現在進行形でも、「未来の予定」を表現できますよ。

未来の予定が確定しており、予定のための「準備が進行最中」である場合に、現在進行形を使います。

 

現在進行形|例文

  • I am visiting my parents next month.
  • 私は来月両親を訪ねる予定です。

 

上記例文では、両親を訪問する予定が完全に決まっており、そのための「準備が進行している」というニュアンス。

例えば両親が遠くに住んでいる場合、事前に飛行機のチケットを取ったり、荷物をまとめたりしますよね。これらの準備が進行途中ということ。

現在進行形の使い方や文構造、意味を深く理解したい方は、以下記事を参考にしてください。

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英語の未来形|まとめ

 

この記事では、英語の未来形である「will」と「be going to」の違いや、応用的な未来表現である現在形や現在進行形について徹底解説してきました。

4つ全てが未来に対する表現が可能ですが、意志や予定、予測などニュアンスの違いがあるため、状況によって使い分ける必要がありますよ。

未来形のニュアンスの違いを理解した上で、状況に合わせて使ってみると、知識が定着すると思います。

今回はこれで以上です。

読んで頂きありがとうございました。