この記事では、英語の「疑問詞」を使った疑問文の構造や意味を徹底解説していきます。
疑問詞とは疑問文で疑問を表す語の総称。「Who」「What」などの疑問代名詞や、「When」「Where」「Why」などの疑問副詞が有名です。
疑問詞を文頭に置いて疑問文を作ることで、相手に「具体的な質問」ができますよ。なので正しく理解することによって英語表現の幅が広がるはず。
9種類の疑問詞の使い方や意味、文構造を詳しく説明しますね。
英語の疑問詞とは
英語の疑問詞は9種類存在します。
具体的には、「Who」「What」「Which」「Whose」「Where」「When」「Why」「How」「Whom」があります。
これら疑問詞を疑問文の先頭に置くことで、相手に「具体的な質問」をすることが可能。
例えば、「What do you like?(あなたは何が好きですか?)」のような疑問文。(「Yes or No」では答えられない、具体的な質問)
9種類全ての使い方と意味、文構造を例文を使って紹介しますね。
英語の疑問詞「Who」の使い方
疑問代名詞の「Who」は、「だれが」「だれを」を尋ねるときに使います。
主語として用いられる場合(主格)と、目的語として用いられる場合(目的格)がありますよ。
聞きたい箇所を「疑問詞化」して、その疑問詞を文頭に移動させるので、どのような文構造になっているのかに目を向けましょう。
1 英語の疑問詞|主格「Who」
疑問代名詞「Who」が主格の場合は以下の通り。
「Who」の例文|主格
- Who plays soccer?
- 誰がサッカーをしますか。
上記では、「Who」が主語の役割をしています。
「Who」が主語として用いられる場合は、語順を変える必要がありません。
「? plays soccer.」において「?(主語)」がわからないから、「?(主語)」の箇所に「Who」を置く。
そして語尾に「?(クエスチョンマーク)」を付ければ、「Who plays soccer?」が完成。
「Who」が主語の役割をしている場合は、「Who」を主語に直接を置くだけなのです。
そして通常単数扱いのため、「Who」に続く動詞が三人称単数現在形の「plays」となっています。
一方で目的語の役割をする場合には、疑問文の語順を成立させる必要があるので後述しますね。
2 英語の疑問詞|主格「Who」に対する答え方
「Who plays soccer?」に対する答え方は以下の通り。
「Who」の例文|主格
- Who plays soccer?
- 誰がサッカーをしますか。
- Mary plays soccer.
- メアリーがサッカーをします。
疑問詞を使った疑問文に対して答えるときは、具体的な回答が必要ですよ。
なので「主語+動詞」の英文が続きます。上記では「Who(誰が)」に対して、「Mary」のような具体的な人物を主語にする必要があるのです。
「Does Mary play soccer?(メアリーはサッカーをしますか)」に対しては、「Yes(はい)」か「No(いいえ)」で答えられますが、疑問詞が使われている疑問文に対しては、「Yes or No」では答えられません。
3 英語の疑問詞|目的格「Who」
疑問代名詞「Who」が目的格の場合は以下の通り。
「Who」の例文|目的格
- Who does she like?
- 彼女は誰が好きですか。
上記例文では「Who」が「like」の目的語の役割をしています。目的語の箇所に「Who」が置かれ、その「Who」が文頭に移動した。という流れ。
「She likes ?」の英文において、彼女が好きな人を知りたいから、「?」の箇所に「Who」を置きます。その結果「She likes who.」が完成。
疑問詞「who」を文の先頭に移動させるため、「She likes who.」から「Who she likes.」に変化しますよ。
さらに、三人称単数現在形の疑問文の語順にする必要があるので、「Who she likes.」から「Who does she like?」に変わるのです。
「Who」が文中で目的語の役割をすること、文の先頭に置かれることが大切な知識ですが、前提として三人称単数現在形の疑問文の作り方を知っている必要がありますよ。
上記では「Who she likes.」から「Who does she like?」に変化していますよね。
主語が3人称単数で、時制が現在形の文を疑問文にするためには、助動詞の「does」が必要なのです。
助動詞の「does」を使って疑問文を作った結果、語尾変化した動詞「likes」が原形の「like」に戻るのですよ。三人称単数現在形の疑問文に対する知識を深めたい方は、以下記事を参考にしてください。
4 英語の疑問詞|目的格「Who」に対する答え方
「Who does she like?」に対する答え方は以下の通り。
「Who」の例文|目的格
- Who does she like?
- 彼女は誰が好きですか。
- She likes Ken.
- 彼女はケンが好きです。
上記英文では、「Who does she like?(彼女は誰が好き?)」という具体的な質問に対して、「She likes Ken.(彼女はケンが好き)」のように明確に答えていますよね。
疑問詞を使えば「相手に具体的に質問ができる」と考えるのが大切です。
さらに答える側としては、「具体的に聞かれたから、具体的に答えよう」という流れ。
英語の疑問詞「What」の使い方
疑問詞の「What」は、文頭に置かれ「Wh」の疑問文を作れます。
「もの」「こと」がわからない場合に使う疑問詞ですよ。不特定の数・量の中からの選択を求める語。
「What」は疑問代名詞や疑問形容詞として使う場合があるので、文中での役割に注目すべき。
- 疑問代名詞 ⇛ 文中で名詞(主語や目的語)の役割
- 疑問形容詞 ⇛ 文中で形容詞の役割
1 英語の疑問詞「What」が主語|疑問文
疑問代名詞「What」が主格の場合は以下の通り。
「What」の例文|主格
- What makes you happy?
- 何があなたを幸せにしますか。
上記例文では「What」が主語の役割をしています。「What」が主語として用いられている場合は、語順を変えなくてOK。
「? makes you happy.」(「?」があなたを幸せにする)の「?(主語)」がわからないため、「?(主語)」に疑問代名詞の「What」を置きます。
「What」が主語の役割を果たすので、「? makes you happy.」の「?(主語)」に「What」を配置できるのです。
「What」が主語として用いられるときには、「What」に続く文は肯定文の語順のままでOK。
さらには「What」が三人称単数の扱いになるため、直後の動詞が「makes」の形で表されていますよ。
2 英語の疑問詞「What」が主語|答え方
「What makes you happy?」に対する答え方は以下の通り。
「What」の例文|主格
- What makes you happy?
- 何があなたを幸せにしますか。
- The song makes me happy.
- この歌が私を幸せにする。
疑問詞「What」が使われている疑問文に答えるときは、具体的な回答が必要ですよ。
上記では「何が幸せにするの?」に対して、「この歌が幸せにする」の流れ。
私自身のことを答えるために、「makes me(私を)happy」の文に変化したのです。
3 英語の疑問詞「What」が目的語|疑問文
疑問代名詞「What」が目的格の場合は以下の通り。
「What」の例文|目的格
- What does Mary like?
- メアリーは何が好きですか。
上記英文では、疑問代名詞「What」が動詞「like」の目的語になっていますよ。なので「like」の後には目的語がありません。
「What」が主語の役割をする時は「肯定文」のままの語順でしたが、目的語の役割をする場合は「What」の後の文を「疑問文」の語順に変える必要があります。
「Mary likes ?.」(メアリーは「?」が好き。)において、「?(likeの目的語)」がわからないので、目的語に「What」を置けば「Mary likes what?」の形が完成しますよ。
「What」を文の先頭に持ってくる必要があるので、「Mary likes what?」が「What Mary likes?」に変化するのです。
「What」が目的語の役割を果たすときは、疑問文の語順にしなければなりません。それゆえ「What Mary likes?」から「What does Mary like?」の語順に変わります。
三人称単数現在形の主語「Mary」に応じて、助動詞「Does」を使う。「Does」を使った結果、「likes」を原形の「like」に戻す。という流れ。
4 英語の疑問詞「What」が目的語|答え方
「What does Mary like?」に対する答え方は以下の通り。
「What」の例文|目的格
- What does Mary like?
- メアリーは何が好きですか。
- Mary likes soccer.
- メアリーはサッカーが好きです。
上記英文は「What does Mary like?(メアリーは何が好き?)」に対して、「Mary likes soccer.(サッカーが好き)」というやり取り。
質問している人が「メアリーの好きなこと・もの」がわからない(知りたい)という理由で、上記のような具体的な質問をしているのです。
答える側が「メアリーの好きなこと(もの)」を言える場合、「メアリーは○○が好きだよ。」という具体的な回答になるはず。
わからない場合は、「I don’t know.(わかりません)」のような回答になるかもしれません。実際のやり取りを考えることで、色々な回答が想像できます。
5 英語の疑問詞|「What+名詞」の疑問文
これまで名詞の役割を果たす「What」を紹介してきましたが、「What」は文中で形容詞の役割も果たせますよ。
疑問文の中で、「What(疑問形容詞)+名詞」が先頭に置かれます。
- 疑問代名詞 ⇛ 名詞(主語や目的語)の役割
- 疑問形容詞 ⇛ 形容詞の役割(疑問形容詞+名詞)
疑問形容詞「What」と「名詞」を組み合わせる場合は以下の通り。
「What+名詞」|例文
- What sport do you like?
- あなたは何のスポーツが好きですか。
形容詞は名詞を修飾することができるので、「What(疑問形容詞)+名詞」の組み合わせが可能ですよ。
「What do you like?」と「What sport do you like?」を比較してみましょう「What do you like?」では、全てのもの・ことの中で「何が好き?」というニュアンス。
一方で「What sport do you like?(あなたは何のスポーツが好き?)」では、「スポーツの中で何が好き?」というニュアンス。
「What(疑問形容詞)+sport(名詞)」の形にすることで、「スポーツに限定して何が好き?」と表現できるのです。
疑問形容詞「What」に関わらず、形容詞が名詞を修飾(限定)できるということを必ず理解すべき。
例えば、形容詞「beautiful(美しい)」と名詞「woman(女性)」を組み合わせることが可能。形容詞「beautiful」が名詞「woman」を修飾(限定)できるということ。
「woman(女性)」単独ではなくて、「beautiful woman(美しい女性)」にすることで、「どんな女性なのか?」が具体的になりますよね。
形容詞によって名詞を修飾すれば、名詞を「具体化」することができます。
「What sport do you like?(何のスポーツが好き?)」のおいては、「What+sport(形容詞+名詞)」の形にすることで、「より具体的な質問」が可能となったのです。
質問する人と答える人がいるということは、その場にコミュニケーションが存在していますよね。
具体的な質問をすることが深いやり取りに繋がるので、疑問詞を使った「Wh疑問文」が日常会話の中で活躍してくれるはず。
6 英語の疑問詞|「What+名詞」に対する答え方
「What sport do you like?」に対する答え方は以下の通り。
「What+名詞」|例文
- What sport do you like?
- あなたは何のスポーツが好きですか。
- I like soccer.
- 私はサッカーが好きです。
上記では、「What sport do you like?(何のスポーツが好き?)」と聞かれたことに対して、「I like soccer.(サッカーが好き)」と具体的に答えていますね。
「What sport」(スポーツの中)に限定されているので、答えるときは「好きなスポーツ」を言えばOK。
「What sport」の日本語訳は、「何のスポーツ」や「どんなスポーツ」「どのスポーツ」のように考えればイメージしやすいですよ。
英語の疑問詞「Which」の使い方
疑問詞の「Which」は、文頭に置いて「Wh疑問文」を作れます。
「What」と同じく、文中で「名詞(主語・目的語)」や「形容詞」の役割を果たします。
- 疑問代名詞 ⇛ 名詞(主語や目的語)の役割
- 疑問形容詞 ⇛ 形容詞の役割(疑問形容詞+名詞)
疑問詞「Which」は「どっち(どの)人(もの)」を聞くときに、疑問文で使いますよ。
- 限定された数のものからの選択 ⇛「which」
- 不特定のものからの選択 ⇛「what」
1 英語の疑問詞「Which」が主語|疑問文
疑問代名詞「Which」が主格の場合は以下の通り。
「Which」の例文|主格
- Which is easier, English or Japanese?
- 英語と日本語のどっちが簡単ですか。
上記英文は、疑問代名詞の「which」が主語の役割をしています。主格の場合は「Which」の後が肯定文の語順になるので、「is easier,」がそのまま続いています。
「which」を使って2択の質問をすることが可能なのです。
なので「Which is easier,」の後に「English or Japanese?」の選択肢が続いていますね。
「Which」は選択の範囲を制限して、「どっち?」「どれ?」を聞けるため、日常会話で使いやすい文を作れますよ。
「Which」を使った疑問文の構造は以下の通り。
「? is easier,」の「?(主語)」の箇所に、疑問代名詞「Which」を置くと「Which is easier,」が完成。
上記「Which」が「どっち?」を表すので、「,」以下に「2択の選択肢」を置く必要がありますよ。
語尾に「2択の選択肢」を置けば、「Which is easier, English or Japanese?」が完成するのです。
2 英語の疑問詞「Which」が主語|答え方
「Which is easier, English or Japanese?」に対する答え方は以下の通り。
「Which」の例文|主格
- Which is easier, English or Japanese?
- 英語と日本語のどっちが簡単ですか。
- English is easier than Japanese.
- 英語は日本語よりも簡単です。
「Which」を使った「2択の選択肢」の疑問文に対しては、2択のどちらかを選んで答えますよ。
例えば上記のように「英語」を選んだ場合、「English is easier than Japanese.」の文が出来上がります。
一方で「日本語」を選ぶと、「Japanese is easier than English.」の文が完成します。
2択なので「English!」「Japanese!」と単語だけで答えれば、会話が成立するかもしれませんが、「主語+動詞 ~ 」の英文を作れたほうがいいですよね。
3 英語の疑問詞「Which」が目的語|疑問文
疑問代名詞「Which」が目的格の場合は以下の通り。
「Which」の例文|目的格
- Which do you like better, soccer or baseball?
- あなたはサッカーと野球のどっちが好きですか。
上記英文では、疑問詞「Which」が動詞「like」の目的語になっています。「better」は副詞「well」の比較級なので、文型の外側だと捉えましょう。
「You like ?」の「?(目的語)」の箇所に、疑問代名詞「Which」を置くことで「You like which」が完成。
「Which」が目的語の役割をするときには、疑問文の語順にする必要があるので、「You like which」→「Which you like」→「Which do you like?」の順序で構造が変化しますよ。
時制が現在で「You(あなた)」に対して質問する際は、助動詞「Do」を使って疑問文を作り上げるのです。
「Which do you like(完全な文)」の後に「better, soccer or baseball?(比較対象)」を付け足せば、全文が出来上がりますね。
上記では「サッカー」と「野球」を比較しているため、比較級の「better」が使われていますよ。
「どっちが?」「どれが?」を聞きたい時には、範囲を限定する必要があるので、「比較級」や「最上級」との相性が良いです。
比較級や最上級の知識を深めたい方は、以下記事を参考にしてください。
4 英語の疑問詞「Which」が目的語|答え方
「Which do you like better, soccer or baseball?」に対する答え方は以下の通り。
「Which」の例文|目的格
- Which do you like better, soccer or baseball?
- あなたはサッカーと野球のどっちが好きですか。
- I like soccer better than baseball.
- 私は野球よりサッカーが好きです。
疑問詞「Which」を使った「2択」疑問文では、語尾に選択肢があるのでどちらか1つを選びましょう。
上記では「野球よりもサッカーが好き」ということを表すため、「soccer(サッカー)」を「like」の目的語に置いていますよ。
2つを比べるときは「than+比較対象」が必要なので、「soccer」に対して「than+baseball(比較対象)」が書かれているのです。
「I like soccer better.(サッカーの方が好き)」のようにシンプルに答えてもOK。
「Which」は選択肢が限定されている時に使えるため、上記例文のように「2択」の場合と、ある程度範囲が限定されている場合があります。
例えば「Which do you like?(あなたはどれが好きですか?)」では、選択肢が限定されている中で「どれが好き?」という質問ですね。
仮に「3、4つの中でどれが好き?」と聞きたい時には、「Which」が適しているということ。
「What do you like?(あなたは何が好きですか?)」の場合、「不特定の数・量」の中からの選択を求めているので、「What」と「Which」の使い分けが大切ですよ。
- 限定された数のものからの選択 ⇛「which」
- 不特定のものからの選択 ⇛「what」
5 英語の疑問詞|「Which+名詞」の疑問文
疑問詞「What」と同じく、「Which」は疑問代名詞と疑問形容詞として働く場合に分かれますよ。
疑問形容詞として働く場合、形容詞の役割を持つ「Which」が、前から名詞を修飾するのです。その結果「Which+名詞」の形が完成。
「Which(疑問形容詞)+名詞」が文の先頭に置かれて疑問文が作られるので、文構造に注目しましょう。
- 疑問代名詞 ⇛ 名詞(主語や目的語)の役割
- 疑問形容詞 ⇛ 形容詞の役割(疑問形容詞+名詞)
「Which(疑問形容詞)+名詞」の疑問文は以下の通り。
「Which+名詞」|例文
- Which color do you like?
- あなたはどの色が好きですか。
上記英文では、疑問形容詞「Which」と名詞「color」が組み合わさっていますね。「Which」が「color」を修飾しているのです。
「Which+color」は選択肢の数に応じて、「どの色」や「どっちの色」という日本語訳が適していますよ。
「You like ?色」において「相手の好きな色」がわからないので、「?色」に「What color」を置きます。
「You like what color」を疑問文の語順に変えると、「What color do you like?」に変化します。
「What color」を疑問文の先頭に移動してから、現在時制で「You」に対する質問なので、助動詞「do」を使って表現するのです。
6 英語の疑問詞|「Which+名詞」に対する答え方
「Which color do you like?」に対する答え方は以下の通り。
「Which+名詞」|例文
- Which color do you like?
- あなたはどの色が好きですか。
- I like blue the best.
- 私は青が1番好きです。
「What color(どの色)」に対しての回答は、選択肢の中で「自分の好きな色」を答えるだけ。
「I like blue the best.」や「My favorite color is blue.」のように答えられるとスマートだと思います。
- Which color do you like?
- ⇛ 目の前に「色の選択肢」があるとき
- What color do you like?
- ⇛ 数ある色の中から「好きな色」を聞くとき
状況に合わせて「Which」と「What」を使い分ける必要があるので、「選択肢が限定されているかどうか?」に注目しましょう。
英語の疑問詞「Whose」の使い方
疑問詞の「Whose」は文中で「疑問代名詞」や「形容詞」として働きますよ。
疑問代名詞の場合は「だれのもの」、疑問形容詞の場合は「Whose+名詞」の組み合わせで、「だれの〜」を表します。
1 英語の疑問詞「Whose」が名詞|疑問文
「Whose」が「疑問代名詞」の場合は以下の通り。文中で「名詞」の役割を果たしますよ。
「Whose」が名詞|例文
- Whose is this pen?
- このペンはだれのものですか。
上記では「Whose」が独立的に使われており、「だれのもの?」を聞くときに使う表現。疑問代名詞の「whose」が名詞の役割をしている、と捉えましょう。
「This pen is ?」の「?」に「whose」を置けば、「This pen is whose?」が完成。疑問詞は文頭に置くルールがあるので、「Whose this pen is?」の形になりますね。
それから「Whose」に続く文を疑問文の語順にする必要があるため、「Whose this pen is?」から「Whose is this pen?」に変えるのですよ。
be動詞が使われている肯定文を疑問文に変える場合は、be動詞を主語の前に持ってくるだけ。
be動詞を使った疑問文の復習をしたい方は、以下記事を参考にしてください。
2 英語の疑問詞「Whose」が名詞|答え方
「Whose is this pen?」に対する答え方は以下の通り。
「Whose」が名詞|例文
- Whose is this pen?
- このペンはだれのものですか。
- It is mine.
- これは私のものです。
疑問詞「Whose」を使って「だれのもの?(所有)」を聞くことが出来ます。答えるときは所有代名詞を使って答えましょう。
「私のもの」だと表現したいときは、代名詞「I」の所有代名詞「mine」を使えばOK。
上記英文の「mine」は「my pen」の代わりに用いられていますよ。なので「It is my pen.」と答えても良いですよ。
「Whose」に対しては「だれのもの?」を明確にする必要があるので、「mine(私のもの)」や「yours(あなたのもの)」「hers(彼女のもの)」「his(彼のもの)」「ours(私たちのもの)」「theirs(彼らのもの)」などを使い分けましょう。
3 英語の疑問詞|「Whose+名詞」の疑問文
「Whose」が「形容詞」の役割をして、「Whose+名詞」で表現される場合は以下の通り。
「Whose+名詞」|例文
- Whose book is this?
- これはだれの本ですか。
上記英文では、疑問形容詞「Whose」が名詞の「book」を修飾しているため、「Whose book(だれの本?)」がセットになっています。
「Whose book」を文頭に置いてから、その後が「疑問文」の語順になっているか確認しましょう。
「This is ?」の「?」に「whose book」を入れると、「This is whose book」が完成です。「whose book」は文の先頭に置かなければならないので、「Whose book this is」に変化します。
最後に「Whose book this is」を「疑問文」の語順に入れ替えれると、「Whose book is this?」が出来上がりますよ。
「be動詞」が伴う肯定文を疑問文に変えるときは、「be動詞」中心に文を作ればOK。「be動詞」を主語の前に持ってくるだけなのです。
4 英語の疑問詞|「Whose+名詞」に対する答え方
「Whose book is this?」に対する答え方は以下の通り。
「Whose+名詞」|例文
- Whose book is this?
- これはだれの本ですか。
- It is hers.
- それは彼女のものです。
「Whose+名詞」を使った疑問文では、「だれの〜?(所有)」を尋ねることができます。
「Whose+名詞」に対しては、「だれのもの」かを明確に答えましょう。
答えるときは「It is mine.(私のもの)」や「It is hers.(彼女のもの)」のように具体的に答えればいいですよ。
上記例文の「It is hers.(それは彼女のものです)」は、「It is her book.(それは彼女の本です)」と答えることもできるので、答え方に注目すべき。
英語の疑問詞「Where」の使い方
この記事では、疑問代名詞と疑問形容詞の使い方や文構造を紹介してきましたね。
「疑問詞」は文中で副詞の役割(疑問副詞)もできるので、「完全文」と「副詞」で英文が構成されますよ。
疑問副詞「Where」は、「どこで?(に, へ)」を聞きたい時に使える疑問詞です。
文中で副詞の役割を果たすので文構造に注目しましょう。
1 英語の疑問詞|「Where」の疑問文
「Where」|例文
- Where do you play soccer?
- あなたはどこでサッカーをしますか。
上記例文では、疑問文「do you play soccer?」が「SVO」の完全文として成立していますね。完全文とは「5文型理論」が成り立っている文章のこと。
正しい英文は「5文型理論」を基に成立しており、「do you play soccer?」で文が完成しているため、疑問副詞「Where」が文の外側に位置していると判断できるのです。
「完全な文(5文型)」+「副詞(修飾箇所)」の構造を理解しましょう。
疑問詞「Where」は文頭に置く必要があるので、「Where(副詞)」+「疑問文(完全な文)」の語順で作られますよ。
「do you play soccer?」だけでも文が成り立っており、「あなたはサッカーをしますか?」という「Yes or No」疑問文が完成しています。
「Yes or No」疑問文では「明確な質問」ができない一方で、疑問詞を使った疑問文では「具体的な質問」が可能になるのです。
それゆえに、疑問詞「Where」を「do you play soccer?」の文の先頭に置いています。
「Where do you play soccer?」においては、疑問副詞「Where」が動詞「play」を修飾していますよ。
副詞は「完全な文」の外側で、動詞や形容詞、副詞、文全体を修飾することができるので、「何が修飾されているか?」に焦点を当てましょう。
2 英語の疑問詞|「Where」に対する答え方
「Where do you play soccer?」に対する答え方は以下の通り。
「Where」|例文
- Where do you play soccer?
- あなたはどこでサッカーをしますか。
- I play soccer in the park.
- 私は公園でサッカーをします。
「Where(どこで?)」に対して答えるときは、具体的な「場所」を答えましょう。
上記では「I play soccer.」が完全な文であり、「in the park(副詞扱いの箇所)」は文の外側に位置していますよ。
「in the park」が副詞の役割(修飾の役割)をしているので、完全な文の外側に置かれているのです。前置詞句「in the park」が動詞「play」を修飾。
「I play soccer.(私はサッカーをします)」と言い切ったあと、すぐに「具体的な場所」を述べるイメージ。
「Where do you play soccer?」に対して、「In the park.」だけでも会話が成立すると思いますが、「主語+動詞」の英文を作れるとより良いですよ。
英語の疑問詞「When」の使い方
疑問副詞「When」も「Where」と同様に、文中で副詞の役割を果たしますよ。なので「完全な文+副詞」で構成されるということ。
「When」は「いつ?」「どんな時に?」がわからないときに使う疑問詞です。
使い方を正しく理解するために、「When」が使われている疑問文の構造に注目しましょう。
1 英語の疑問詞|「When」の疑問文
疑問副詞「When」を使った疑問文は以下の通り。
「When」|例文
- When did you study English?
- あなたはいつ英語を勉強しましたか。
上記英文を「When」と「did you study English?」に分けて構造を理解しましょう。
「Did you study English?(あなたは英語の勉強をしましたか)」の1文でも構造としては成立していますよ。
勉強に関して「具体的な時」を聞きたいから、「Did you study English?(完全な文)」と「When(副詞扱い)」を組み合わせているのです。
「You studied English(?)」の「?(とき)」を聞きたいので、「?」に「when」を置きます。その結果「You studied English when」が完成。
「When」を文頭に移動させる必要があるので、「You studied English when」から「When you studied English」へと語順を変えますよ。
さらに「When」に続く文は、疑問文の語順にしなければならないため、「When you studied English」から「When did you study English?」に変わるのです。
主語が「You」で過去形動詞が使われている文を疑問文に変えるときは、助動詞の「Did」を使います。「Did」を主語の前に置いてから、動詞を原形に戻すことを忘れずに。
2 英語の疑問詞|「When」に対する答え方
「When did you study English?」に対する答え方は以下の通り。
「When」|例文
- When did you study English?
- あなたはいつ英語を勉強しましたか。
- I studied English yesterday.
- 私は昨日英語を勉強しました。
「When(いつ?)」に対して答えるときは、具体的な時を述べましょう。上記では、過去時制と一緒に「yesterday(昨日)」が用いられてます。
「I studied English(SVOの第3文型)」で英文が完成しており、副詞の「yesterday」が文の外側に位置しています。
私自身について答えるから、主語が「I」。過去について表すから、動詞「study」を過去形の「studied」に変える。
「何を勉強?」という対象が必要なので、「studied」の直後に「English」が置かれているのです。
英語は文構造を正しく理解することが大切なので、「I studied English」が完全な文、「yesterday」が副詞だと瞬時に捉えましょう。
正しい英文は、「完全な文」+「副詞」の組み合わせで構成されていることを常に意識すべきです。
疑問詞「Why」の使い方
疑問副詞「Why」について、例文を参考としながら使い方と文構造を紹介しますね。
疑問副詞「Why」を疑問文の先頭に置いて、「なぜ?」「どうして?」のように「理由や目的」を尋ねられます。
「Why」は「Where・When」と同様に、文中で副詞の役割を果たしますよ。なので「完全な文」+「副詞」の組み合わせになるということ。
1 英語の疑問詞|「Why」の疑問文
疑問副詞「Why」を使った疑問文は以下の通り。
「Why」|例文
- Why does Mary study English?
- メアリーはなぜ英語を勉強しているのですか。
上記英文を「Why(副詞の役割)」と「does Mary study English?(完全な文)」に分けて構造を考えましょう。
「Why」を使った疑問文を作るためには、最初に「Yes or No」疑問文を作ってから、その疑問文の先頭に「Why」を置く必要があるのです。
英語は「完全な文」+「副詞」で構成されるため、疑問副詞「Why」が「疑問文(完全な文)」と一緒に用いられますよ。
三人称単数現在形の肯定文「Mary studies English」から疑問文の「Does Mary study English?」に変えたあとで、助動詞「Does」の前に「Why」を置きましょう。
その結果、「Why does Mary study English?」が完成です。
2 英語の疑問詞|「Why」に対する答え方
「Why does Mary study English?」に対する答え方は以下の通り。
「Why」|例文
- Why does Mary study English?
- メアリーはなぜ英語を勉強しているのですか。
- Mary studies English because she wants to be a teacher.
- メアリーは教師になりたいから、英語を勉強しています。
「Why(なぜ?)」に対して答えるときは、接続詞を使って「具体的な理由や目的」を述べましょう。
上記では、完全な文「Mary studies English(メアリーは英語を勉強しています)」と答えてから、副詞節中で「because she wants to be a teacher(教師になりたいから)」と「勉強の理由」を表していますね。
接続詞が用いられている英文は、「接続詞 SV, SV」「SV 接続詞 SV」の文構造になりますよ。
なので「because」を使う際も、「Because SV, SV」「SV because SV」の形にしなければならないのです。
けれど「Why」を使った疑問文に対しては、特別に「Because SV」の節だけで答えられますよ。「Because」は「Why」と呼応できるのだ、と覚えておきましょう。
結果に対する「理由」を答えるときは、接続詞の「because」や「since」「as」を使って表現することが可能です。
接続詞を使うことで、表現の「説得性」を高められるので、知識を深めたい方は以下記事を参考にしてください。
英語の疑問詞「How」の使い方
疑問副詞「How」は、「どのように?(方法)」や「どれくらい?(程度)」「どんな状態で?」などを聞きたい時に使いますよ。
疑問文の先頭で「How」が単独で使われる場合と、「How+形容詞」と「How+副詞」「How+形容詞+名詞」が組み合わさっている場合があるので、1つひとつ見ていきますね。
「How」は文中で副詞の役割を果たすので、「How+形容詞」や「How+副詞」の組み合わせで表現可能。副詞の役割を持つ「How」が形容詞と副詞を修飾できるのです。
1 英語の疑問詞|「How」の疑問文
疑問副詞「How」が単独で使われている場合は以下の通り。
「How」|例文
- How do you go to school?
- あなたはどうやって学校に行きますか。
疑問副詞「How」を使って、相手に「どうやって?(方法)」を尋ねられますよ。
「You go to school (by ?)」(〜の方法で学校に行く)の文中で、「by ?(方法)」を聞きたいから「how」を置きますよ。その結果「You go to school how」が完成。
疑問詞を文頭に持ってきてから、疑問文の語順に変えるため、「You go to school how」から「How do you go to school?」へと変化します。
2 英語の疑問詞|「How」に対する答え方
「How do you go to school?」に対する答え方は以下の通り。
「How」|例文
- How do you go to school?
- あなたはどうやって学校に行きますか。
- I go to school by bus.
- 私はバスで学校に行きます。
「How」を使った疑問文(どうやって?)に対して答えるときは、「by+名詞」で表現可能です。
なぜなら前置詞「by」は「by+名詞」の語順で、手段や「方法」を表せるため。
上記では「I go to school」で文が完成しており、「by bus(方法)」は、かたまりで「副詞の役割」を果たすので、文の外側に置かれていますよ。
「By bus.」だけでも会話が成立するかもしれませんが、常に「主語+動詞」の英文を作る意識を持っておくべき。
「How do you go to school?」では、疑問副詞「How」が動詞の「go」を修飾していますね。
「I go to school by bus.」では、前置詞句「by bus」が動詞の「go」を修飾しています。副詞が動詞を修飾できること思い出しましょう。
3 英語の疑問詞|「How+形容詞」の疑問文
疑問詞の「How」が副詞の役割をして、「How+形容詞」となる場合を紹介しますね。
「どれほど?」「どれくらい?」のように「程度や数量」を尋ねられますよ。
「How+形容詞」|例文
- How long will you stay here?
- あなたはどれくらい長くここに滞在しますか。
「How long」の疑問文に至るまでの「順序」を見ていきますね。
「You will stay here(?).」において、(?)の箇所(どのくらい長く?)を知りたいので、「how long」を語尾に置きます。
さらには「You will stay here (how long)」を疑問文の語順にする必要があるため、「How long will you stay here?」に変化させますよ。
「疑問副詞+形容詞」の「How long」を文頭に持ってきてから、助動詞「will」を主語の前に移動させればOK。
「will」や「can」などの助動詞は、「be動詞」と同様に主語の前に移動するだけなので、文構造がわかりやすいですね。
「How long will you stay here?」の文中では、疑問副詞「How(どれくらい?)」が形容詞の「long(長く)」を修飾していますよ。その結果、「How long」の形が出来上がったのです。
そして修飾によって組み合わさった「How long」が、動詞の「stay」を修飾していると考えればOK。
「How long」は「期間」を尋ねるときの頻出表現なので、フレーズとしても覚えておきましょう。
4 英語の疑問詞|「How+形容詞」に対する答え方
「How long will you stay here?」に対する答え方は以下の通り。
「How+形容詞」|例文
- How long will you stay here?
- あなたはどれくらい長くここに滞在しますか。
- I will stay here for a month.
- 私はここに1ヶ月滞在しますよ。
「How long」を使った疑問文に対しては、「期間」を表せる前置詞「for」を使うべき。
「完全な文」+「for ~(副詞エリア)」の構造にすることで、相手に正しく事実を伝えられますよ。
上記では、「I will stay here」で英文が完成しており、「for a month」は副詞扱いの箇所だと捉えましょう。「for a month」が「stay」を修飾しています。
「For a month」だけの回答でも伝わりますが、「主語+動詞」の英文を作れるとベターですね。
5 英語の疑問詞|「How+副詞」の疑問文
「How+形容詞」のパターンを上述してきましたが、疑問副詞「How」が副詞を修飾する場合があり。
副詞は名詞以外を修飾できるので、「副詞が副詞を修飾する」こともあるのですよ。
「How+副詞」|例文
- How often does she play soccer?
- 彼女はどれくらいの頻度でサッカーをしますか。
上記英文では、疑問副詞「How」が副詞の「often」を修飾していますね。修飾した結果「How often」の組み合わせになったのです。
「She plays soccer (? ←頻度)」において、「彼女がサッカーをする頻度」がわからないから、(?)に「how often」を置きます。
「She plays soccer how often」を疑問文の語順にするため、「How often does she play soccer?」の語順に変わりますよ。
「how often」を疑問文の先頭に持ってきてから、その後は疑問文の語順に変えることを忘れずに。
主語が3人称単数かつ現在形の場合は、助動詞の「does」を使って作り上げるのです。
6 英語の疑問詞|「How+副詞」に対する答え方
「How often does she play soccer?」に対する答え方は以下の通り。
「How+副詞」|例文
- How often does she play soccer?
- 彼女はどれくらいの頻度でサッカーをしますか。
- She plays soccer every day.
- 彼女は毎日サッカーをします。
「How often(どれくらいの頻度?)」を使った疑問文に対しては、シンプルに「頻度」を答えましょう。
「every day(毎日)」や「every weekend(毎週)」「once a week(週に1回)」など。
上記では「She plays soccer」が完全な文、「every day」が副詞扱い。
副詞の役割をする「every day」が動詞「plays」を修飾していると捉えましょう。
7 英語の疑問詞|「How+形容詞+名詞」の疑問文
「How+形容詞」と「How+副詞」に加えて、「How+形容詞+名詞」の組み合わせが「疑問詞」になりますよ。
「How+形容詞+名詞」では、「How」が形容詞を修飾、形容詞が名詞を修飾しています。
※「How+形容詞+名詞」|例文
- How many dogs do you have?
- あなたは何匹の犬を飼っていますか。
上記英文では、疑問副詞「How」が形容詞の「many」を修飾していますよ。さらに「many」が「dogs」を修飾している構造。
- 副詞は名詞以外を修飾できる
- 形容詞は名詞を修飾できる
数えられる名詞の「数量」を尋ねたいときは、「How+many+名詞」を文頭に置いて疑問文を作れるのです。
英語は語順が最も大切なので、文構造(文型内における語順)や「何が何を修飾しているか?」に目を向けましょう。
8 英語の疑問詞|「How+形容詞+名詞」に対する答え方
「How many dogs do you have?」に対する答え方は以下の通り。
「How+形容詞+名詞」|例文
- How many dogs do you have?
- あなたは何匹の犬を飼っていますか。
- I have two dogs.
- 私は2匹犬を飼っています。
「How many 名詞」に対しては、名詞の「数」をシンプルに答えましょう。
数を述べるときは、名詞の前に「数」を表す単語を付けるだけ。
上記では、名詞「dogs」の直前に形容詞「two」を付けて、「two dogs」と表現していますよ。
英語の疑問詞「Whom」の使い方
疑問代名詞「Whom」は、文中で目的語の役割を果たしますよ。動詞や前置詞の目的語になり、「だれを(に)?」という意味。
日常会話では「Whom」の代わりに、「Who」を使うのが一般的ですね。
文法事項として理解することが大切ですが、「Who」を使った疑問文を見ることが多いと思います。
1 英語の疑問詞|「Whom」の疑問文
※「Whom」|例文
- Whom do you love?
- あなたは誰を愛していますか。
上記英文では、疑問代名詞「Whom」が動詞「love」の目的語になっていますよ。(疑問代名詞の目的格)
「You love(? ←人)」において(?)を知りたいから、(?)に「Whom」を置きます。その結果「You love whom」が完成。
疑問詞は文頭に置く必要があるため、「Whom」を文頭に移動してから疑問文の語順に変化させましょう。
「You love whom」→「Whom you love」→「Whom do you love?」の順序です。
「Whom do you love?」は文法的に正しい表現ですが、口語的には「Whom」の代わりに「Who」を使うので、「Who do you love?」の形を抑えておきましょう。
2 英語の疑問詞|「Whom」に対する答え方
「Whom do you love?」に対する答え方は以下の通り。
「Whom」|例文
- Whom do you love?
- あなたは誰を愛していますか。
- I love Mary.
- 私はメアリーを愛しています。
「Whom」は動詞の目的語として働くので、答える時は目的語の箇所を明確にすればOK。
上記では「I love」の後に「Mary」を置いていますね。動詞「love」の目的語(愛している対象)を明らかにしているのです。
他動詞の直後には目的語が必要である、という文構造の知識が重要です。
それと同時に、「誰を愛しているのか?」のような感情をイメージしてみることも大切。
まとめ|英語の疑問詞
この記事では、英語の「疑問詞」を使った疑問文の構造や意味を徹底解説してきました。
疑問詞には疑問代名詞と疑問形容詞、疑問副詞があり、文中で名詞(主語・目的語)や形容詞、副詞の役割を果たせるのです。なので、文中で「何の役割をしているのか?」に注目しましょう。
疑問詞を使った疑問文を正しく作れると、相手に「具体的な質問」ができるので、豊かな表現やスムーズなやり取りに繋がりますよ。
今回はこれで以上です。
読んで頂きありがとうございました。