この記事では、英語の「サイトトランスレーション」の効果と実践方法、順序について徹底解説していきます。
サイトトランスレーション実践によって、英語を英語の語順で理解する力が向上して、その結果リーディングとリスニング力が高まります。
本質的な英語力とTOEICスコア向上に繋がる効果的な勉強法なので、実際に実践してみる価値が非常に高いですよ。
僕自身のTOEICスコア
TOEICスコアを高める「サイトトランスレーション」とは
英語の「サイトトランスレーション」とは、英文をチャンクごとに前から区切って読んでいき、チャンクごとに瞬時に日本語訳を行うトレーニングのこと。
通訳を目指す人に対して採用されている実践的なトレーニングですが、現代では一般的な英語学習者にとっても、価値が高いトレーニングとして用いられています。
継続的にサイトトランスレーションに取り組むことで、英語を英語の語順のまま理解する力が向上して、リーディング力とリスニング力の両方が高まります。
僕はスコア600~700点台のときに文構造の知識を土台として、チャンクリーディング とサイトトランスレーションに力を入れた結果、TOEIC800点を超えられましたよ。
TOEICスコアを高める「サイトトランスレーション」|素晴らしい効果
サイトトランスレーションの継続により、特にリーディング力が向上しますが、同様にリスニング力の向上にも繋がるため1つひとつ紹介しますね。
1 サイトトランスレーションの効果|① リーディング力が向上する
サイトトランスレーションでは、英語を前からチャンクごとに区切って瞬時に訳していくため、英語を英語の語順のまま理解する力が向上します。
チャンクごとに日本語訳するプロセスを繰り返していると、「チャンク認識力」が向上して英文読解スピードが圧倒的に高まりますよ。
さらには、サイトトランスレーションを行うことによって「返り読み」の矯正に繋がるため、英文を読むスピードが速くなるのです。
TOEICは時間との勝負です。特に Part7 の長文読解では、返り読みせずに前からチャンクごとに「意味内容」を取っていくのが重要です。
2 サイトトランスレーションの効果|② リスニング力が向上する
サイトトランスレーション実践によって、英語を英語の語順のまま理解する力が向上し、その結果リスニングのときの聞き取りがスムーズになりますよ。
リスニングでは前から英語がスピーディーに聞こえてきて止まったり戻ったりすることがないため、英語を英語の語順で瞬時に処理する力が求められますよね。
僕はサイトトランスレーションによって、リーディング力だけが向上するイメージを持っていましたが、
実際に継続して取り組んでみると、TOEICリスニング での英語の聞き取りが明らかにスムーズになっていることが実感できました。
文構造を正しく理解した上でチャンクごとに処理するトレーニングが、リスニング力向上にも貢献するのだ、と体験ベースからも述べられます。
TOEICスコアを高める「サイトトランスレーション」|実践方法
サイトトランスレーションの実践では、「正しい方法と順序」のもとに行うことが必要。
効果を最大化するためには「正しい努力の方向性」によって継続することが必要なので、順序通り実践しましょう。
サイトトランスレーションの順序
- 英文スクリプトの決定
- チャンクごとに区切る
- チャンクごとに瞬時に訳す
1 サイトトランスレーションの順序|① 英文スクリプトを決める
最初にサイトトランスレーションを実践するための「英文スクリプト」を決めます。
TOEICの勉強においては、スタディサプリENGLISH や公式問題集のスクリプトを利用するのがオススメ。
僕は今までスタディサプリENGLISHを利用して、音読やシャドーイング、サイトトランスレーションを行ってきました。
自分自身の英語学習の目的とレベルに合わせて、英文スクリプトを決定しましょう。
2 サイトトランスレーションの順序|② チャンクごとに区切る
サイトトランスレーションの実践では、英文の構造を正しく理解した上で、チャンクごとにスラッシュを入れることが最も重要なプロセス。
チャンクリーディングと同様に、英語の文構造を完全に理解する必要があるので、スクリプトの英文内容が自分のレベルに合っていなければなりません。
完全な文と修飾箇所ごとに英文を区切って、チャンクごとにスラッシュを入れていきます。
チャンクリーディングができる前提でサイトトランスレーションに進むべきなので、正しい順序で勉強を進めましょう。
3 サイトトランスレーションの順序|③ チャンクごとに瞬時に訳す
英文を完全な文と修飾箇所で区切りスラッシュを入れたあとは、そのスラッシュごと(チャンクごと)に瞬時に日本語訳をとっていきましょう。
チャンクごとに英文を読んでから、次々と日本語訳を実践する流れです。
サイトトランスレーションの最大の目的は「英語を英語の語順のまま理解すること」なので、前からかたまりごとに対応していくべき。
ここでは具体的な解説をするために、スタディサプリENGLISH の英文スクリプトを利用しますね。
英文スクリプト
- I am writing/regarding your trip/to Tokyo.
- 私はEメールを書いている/あなたの旅行についての/東京への
上記のように「完全な文」と「修飾箇所」ごとにスラッシュを入れます。
文構造に合わせてスラッシュで区切っていくことで、自然と意味のかたまりごとにチャンクが構成されていることがわかりますよ。
- I am writing ⇛ 私はEメールを書いている
- regarding your trip ⇛ あなたの旅行についての
- to Tokyo. ⇛ 東京への
上記「サイトトランスレーションの順序」のように、チャンクごとに英文を読んでから、それに応じて瞬時に日本語訳を行なっていきましょう。
チャンクごとに処理していくプロセスを繰り返し行うことによって「英語を英語の語順のまま理解する能力」が向上して、結果的にリーディング力とリスニング力が高くなるのです。
サイトトランスレーションの実践で最も大切なことが、前からチャンクごとに英語を処理することなので、正しいトレーニング方法で取り組みましょう。
TOEICスコアを高める「サイトトランスレーション」|効率的な方法
サイトトランスレーションの順序で解説したとおり、サイトトランスレーションを行うときは「チャンク」ごとに英文を読んでから、瞬時に日本語訳をとっていく必要があります。
チャンクごとに英文を読んでいく際には「黙読」でも良いのですが、できれば「音読」に挑戦してみましょう。音読をする方が知識の定着が深まるので。
ただしサイトトランスレーションの実践過程で「音読」を行うときは、英語音声付きの英文スクリプトを素材とするべきです。
なぜなら自身で発話する際に「お手本の音声」を参考にしなければ、自分独自の偏りがある発音になってしまうから。
僕自身は、スタディサプリENGLISH の英文スクリプトを参考にしながら、サイトトランスレーションを繰り返し実践してきました。
1つひとつの英文に「お手本の英語音声」が付いているため、効率的に正しくTOEIC学習を進められますよ。
TOEICスコアを高める「サイトトランスレーション」を極めよう
この記事では、TOEICスコアを高める「サイトトランスレーション」の効果と実践方法、順序について徹底解説してきました。
サイトトランスレーションは、リーディングとリスニングの両方のスキルを高められる効率的かつ効果的なトレーニングですよ。
英語の文構造を理解した上で実践すれば本質的な英語力が高まるため、今日紹介したトレーニングを自身のTOEIC学習に取り入れる価値があります。
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現在スコア330から915点まで高めた僕自身が、無料でマンツーマンのTOEICコーチングを行っています。
文構造を正しく理解してから、チャンクリーディング とサイトトランスレーションを正しく実戦すれば、TOEIC700点を超えられるレベルに達せますよ。
とはいえ文構造を理解してからチャンクリーディングとサイトトランスレーションを正しく行うのは、独学ではかなり難しいですし非効率になりがちです。
現在無料でコーチングを行っているので、英語力とTOEICスコアを短期間で圧倒的に高めたい方は、ぜひ一度受講してみてください。
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