この記事では、TOEIC Part1(写真描写問題)の対策法とテクニックを徹底解説していきます。
点が取りやすいと言われているPart1ですが、高度な引っ掛け問題があったり、2択で迷いやすい問題があったりしますよ。
特に最近は昔より難しくなっており、全文正しく聞き取れないと、正解を導けないパターンに陥ります。
結局は、根本的なリスニング力が必要なので、シャドーイング やディクテーションに力を入れることが大切かなと。
とはいえ、Part1に効果的な対策とテクニックは存在するので、TOEIC本番で使える技法を解説しますね。
私自身のTOEICスコア
TOEIC Part1の概要
TOEIC Part1は、リスニングセクションで1番最初のパートです。
写真を見て正しく英語で説明されている英文を、4つの選択肢から選びます。問題数は合計6問なので、すぐに終わりますよ。
人物や風景など、答えの根拠となる写真を見ながら解答できるので簡単かと思いますが、最近は難化しており2択で迷わせてくるパターンが増えました。
意外と侮れないため、効果的な対策やテクニック、普段の勉強法を丁寧に解説しますね。
TOEIC Part1の解答手順
TOEIC Part1のサンプル問題が以下のとおり。
問題冊子には写真だけが載っており、写真に合わせて4つの英文が流れていきます。
リスニング直前は、「男の人がスコップ持ってるな」くらいの認識でOK。流れてくる英語音声に100%集中してください。
- A. He’s shoveling some soil.
- B. He’s moving a wheelbarrow.
- C. He’s cutting some grass.
- D. He’s planting a tree.
上記の答えは、Aの「He’s shoveling some soil.」です。
- He’s shoveling some soil.
- 彼は土を掘っています。
写真からは、「男性が土を掘っている姿」がわかりますね。
Part1は、現在進行形の答えが多く、「〜している最中」の場面がたくさん登場しますよ。
「be動詞+-ing」の形であれば、「〜している最中だ」「今まさに〜しているところだ」のように訳せます。
「彼は今土を掘っている最中です」と訳せれば、写真のイメージがより鮮明になるかと。
私は答えがAだと分かり次第、すぐにマークして、次の写真を眺めて準備しておきます。
自身にリスニングの余裕があれば、全ての選択肢を聞いてからマークするのがいいかもしれません。
2択で迷った場合はもう思い切って、どちらか決めてしまいましょう。
迷っている状態を引きずったまま次の問題に進むと、メンタル的に追い込まれるので。
TOEIC Part1対策|テクニックを駆使する
TOEIC Part1の解法テクニックを紹介しますね。
しっかりとした英語力がある前提ではありますが、試験対策としての解法テクニックは利用すべきです。
1 Part1対策|ディレクションの間に写真を見る
リスニングセクションが始まると最初にディレクションが流れるので、ディレクションの間に、Part1の写真6枚を全て見ておくのがオススメ。
サッと写真を見て、なんとなくのイメージを浮かべておくだけで、安心感を持ってリスニングセクションに入れます。
開始直後は耳が慣れていなく緊張気味なので、ちょっとした工夫が大切かなと。
Part1では、上記のような写真が6枚乗っているので、フワッとイメージだけ浮かべておきましょう。
深く考えすぎると、事前情報で頭がパンクするのでオススメできません。
上記では
- 男性がスコップを持っている
- 女性がコンセントを差している
くらいの認識でOKです。
写真に写っている人物が答えだと思ったのに、小さく写っている物が答えになることもあります。
事前に可能性を考えすぎると、英語音声に集中できなくなるので、ある程度のイメージだけ持っておけばいいでしょう。
2 Part1対策|消去法で選択肢を絞る
- A. He’s shoveling some soil.
- B. He’s moving a wheelbarrow.
- C. He’s cutting some grass.
- D. He’s planting a tree.
上記問題の答えは、A「He’s shoveling some soil.」ですが、
仮に「shoveling」や「soil」を聞き取れなかった場合、答えだと判断できません。
そういった場合は、B.C.Dを全て聞いて、消去法で頑張るしかありません。
「明らかに不正解でしょ」という選択肢が含まれているので、たいてい2択までは絞ることが可能ですよ。
例えば、C「He’s cutting the grass.(彼は草を刈っています)」は、明らかに不正解なので、正解から除外できるのです。
ちなみに、Bの「wheelbarrow(手押し車)」はTOEIC頻出語です。
単語だけに注目すると、Bにひっかかるので、正しく英文を聞き取れるか?が大切ですよ。
TOEIC Part1対策|日々の勉強法
TOEIC Part1に効果的な勉強法を紹介しますね。
普段からPart1に必要な知識を学んでおけば、本番で対応しやすくなります。
1 Part1対策|頻出語句を覚える
Part1の頻出語句は、ある程度決まっているので、事前に覚えておきましょう。
リスニングは全文聞き取ることが大切ですが、単語1語わからないだけで、解答できなくなることがあります。
文中に知らない単語がある場合、他に聞こえた単語から推測することになるので、間違えの方向に導かれてしまいます。
Part1頻出語句
pile up | 積み重ねる |
stack up | 積み重ねる |
cast a shadow | 影を投げかける |
water | 水をかける |
outdoors | 屋外で |
opposite | 向かいに |
in line | 列になって |
in a row | 1列に |
lean | 寄りかかる |
dock | 埠頭 |
shore | 岸 |
curb | 縁石 |
pedestrian | 歩行者 |
equipment | 機器 |
facility | 施設 |
machinery | 機械 |
furniture | 家具 |
device | 装置 |
instrument | 楽器 |
produce | 農作物 |
2 Part1対策|頻出英文法を覚える
Part1頻出語句に加えて、頻出文法を覚えるべきです。
Part1では、「be+being+過去分詞」と「have/has+been+過去分詞」の違いが問われます。
- 「be+being+過去分詞」⇛ 受け身の進行形
- 「have/has+been+過去分詞」⇛ 受け身の完了形
例えば
- Boxes are being arranged.(箱が並べられている)
- Boxes have been arranged.(箱が並べられている)
の違いを見極める必要があります。
受け身の進行形「Boxes are being arranged.」は、「今まさに箱が並べられている最中です」と訳しましょう。
「並べられている最中」ということは、写真の中では、「人が動いている描写」が描かれていますよ。
完了形の受け身「Boxes have been arranged.」は、「箱が並べられるのが完了している」と考えると、イメージしやすいかと。
「並べられているのが完了」ということは、人が動いている姿はなく、単に物が並んでいるだけです。
TOEIC Part1対策|スタディサプリENGLISHを利用する
TOEIC Part1を効果的に対策したい場合は、スタディサプリENGLISH を利用するのがオススメです。
スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースでは、Part別に実戦問題とディクテーション、シャドーイングに取り組めます。
この記事で紹介した Part1の対策法とテクニックを生かすべきですが、本質的なリスニング力を鍛えるためには、ディクテーションやシャドーイングを行う必要があります。
私はスタディサプリで1,000時間以上勉強しているので、Part1対策の流れを一通り解説しますね。
1 Part1対策|問題演習
Part1対策の流れは以下のとおり。
- 問題演習
- ディクテーション
- シャドーイング
最初にPart1の問題演習に取り組みます。
TOEICに非常に近いクオリティーで作られているため、写真描写や英文のパターンが本番同様です。
写真描写を見て、4つの英文を聞きます。
1つだけ正しい内容を述べているので、正解選択肢を選べるように集中して英文を聞き取りましょう。
正解選択肢を選んだあとは、すぐに解答解説を確認して、答えの根拠を確認してください。
解答を確認するだけでなく、答えの根拠や、不正解の選択肢がなぜ間違えなのか?を追求すべきです。
スタディサプリの解説は、公式問題集の解説と同じくらい論理的でわかりやすいです。
2 Part1対策|ディクテーション
問題演習を終えたら、ディクテーションに取り組みましょう。
ディクテーションとは、お手本の英語音声を聞き取るのと同時に書き取っていく勉強法です。
正しい方法でディクテーションを継続すれば、細部まで聞き取る能力が向上して、リスニング力の底上げに繋がりますよ。
実際に英語音声を聞いてみると、「on a bench」が「オナベンチ」のように聞こえるので、音の繋がりを理解していないとスムーズに聞き取れません。
聞き取れない箇所が、発話における課題点だとわかるため、自身の弱点を把握するのにディクテーションが効果的なのです。
ディクテーションの方法と順序、効果を深く知りたい方は、以下記事を参考にしてください。
3 Part1対策|シャドーイング
ディクテーションを終えてから、シャドーイングに取り組みましょう。
シャドーイングとは、英語音声に対して 1~2語遅れて、影(シャドー)のように、英語音声通りに発話(再現)するトレーニングのこと。
正しい方法でシャドーイングを継続すると、リスニング力とリーディング力がどちらも向上しますよ。
- The man is resting on a bench.
に対して1~2語遅れて、発話してください。
リズムやイントネーション、リエゾンを意識しながら、完全コピーできるように取り組みましょう。
最初は字幕ありで実践して、慣れてきてから字幕なしに挑戦するべきです。
正しいシャドーイングの方法と順序、効果を知りたい方は、以下記事を参考にしてください。
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この記事では、TOEIC Part1の対策法とテクニック、勉強法を解説してきました。
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TOEIC Part1の対策法&テクニック|まとめ
この記事では、TOEIC Part1(写真描写問題)の対策法とテクニック、具体的な勉強方法を徹底解説してきました。
Part1を解く上で重要なテクニックを身に着けつつも、本質的な英語力を上げるために、ディクテーションとシャドーイングに積極的に取り組みましょう。
効率的・効果的にTOEIC学習を進めたい方は、スタディサプリENGLISHやスクールを検討して良いかと思います。
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